当社は、自動車や農業、産業機械部品の鍛造など金属製品の製造・加工を行っています。「鉄は熱いうちに打て」と言われるように、金属を高温にし、型を使って必要な形状に整形するとともに、たたき鍛え強度のある部品を造ります。導入したシステムはガスの燃焼熱を利用し、鋼の型鍛造品の熱処理を行います。おかげで生産効率が上がり、コスト削減、作業環境改善が実現しました。ガスを選んだ理由は、供給のインフラ整備が進み利便性が向上したこと、取り扱いの良さと将来性を考慮したからです。

蒸気を利用し製品を加熱、バーナーで焼成するガスシステムを導入しました。重油の高騰、供給の安定を懸念し、燃料を2系統持つ生産ラインを考えていました。サテライトも検討しましたが経費がかかり導入できずにいた所、米子ガス様からガス管を配管する提案を頂き、ガス化を実施しました。CO2削減だけでなく、熱効率も良くなり、ボイラー室も汚れず管理のしやすさにもこのシステムの魅力を感じています。

ボイラーの更新にあたり、撤去費用を含む新規ボイラー設置費への補助金交付、省エネ法によりCO2削減の必要であることが、ガス焚きボイラー導入のきっかけでした。都市ガスのメリットは価格変動も少なく、安定供給性も高いこと。更にはパイプライン供給のため、残量管理、発注、受入などの作業も必要なく、燃料漏れによる土壌汚染の心配もなくなりました。このボイラーで発生させた蒸気は蒸しケーキの製造や生産設備部品の洗浄に利用しています。